高タンパク糖質ゼロ！スナック菓子「トンピ」　豚の背皮がパリパリに

　電設資材販売業などを展開する日新電器産業（浦添市、上間明夫社長）が食品事業に参入し、廃棄されていたブタの背皮を使用した「高たんぱく・糖質ゼロ」のスナック菓子「TONPI（トンピ）」を開発した。12月の発売を前に、第24回商工会特産品フェア「ありんくりん市」に初めて出品している。

　日新電器産業は、新事業として2015年に食品事業部を発足し、本社倉庫内に食肉加工場を整備。20年は新型コロナ感染症や豚熱（CSF）などで本業の売り上げを含め打撃を受けたが、どこもやっていない商品を開発しようと、昨秋南風原町に工場を新設した。

　南風原町商工会の支援で今年6月ごろから商品開発に着手し、9月ごろに完成させた。「トンピ」は4種類の味で、高温で揚げてぱりっとした食感となっている。

　県内外の量販店などから問い合わせもあるというが、当面は健康志向の人々をターゲットに、自社のECサイトやスポーツジムで販売する。予定価格は税込み540円だが、ありんくりん市では同500円で販売している。

　日新電器産業の石川昇吾さんは「初めての出展ながら、来場者からの反応がよく驚いている。多くの皆さんに食べてほしい」とPRした。問い合わせは同社南風原支店（電話）098（851）9546。