沖縄県選挙管理委員会(当山尚幸委員長)は26日、公職選挙法に違反するのぼり旗やポスター、横断幕631件について、衆院選の立候補者10人に撤去を命令したと発表した。公示前の命令件数の約6割に減少した。1、3、4区の全候補と、2区の立候補者4人中2人、比例九州ブロック1人が撤去命令を受けた。1区は22件、2区は214件、3区は133件、4区は102件。政党などが受けた撤去命令は160件だった。
県選管によると、候補者の氏名や氏名が類推される事項を表示する文書・図画の掲示は公選法で規制されている。政党などのポスターやのぼりも公示日の翌日から撤去命令の対象となる。9月3日に撤去を命令したのぼりなどは1136件で、10月4日は1072件だった。県選管の担当者は「各陣営が理解して一部を撤去しているとみられる。それでも、まだ残っているので、引き続き規制の周知を続けていく」と述べた。