10月30日の世界のウチナーンチュの日を記念したトークライブ(県主催)が30日、那覇市の県市町村自治会館で開かれた。ペルー出身の県系3世でアーティストのアルベルト城間さん、県出身タレントのりゅうちぇるさんが「沖縄とOKINAWAについて学ぼう 二つの故郷を持つ私たち」と題して、沖縄の外で気付いた沖縄らしさやウチナーンチュのつながりの豊かさを語り合った。
本島中部で生まれ育ったりゅうちぇるさんは、家族に沖縄の言葉や歴史を教わってきた。上京し、沖縄の言葉やルーツを考える中で沖縄の良さを再確認したとし「知ることで沖縄を誇らしく思ったり沖縄への愛が生まれたりする」と語った。
ペルーと沖縄、二つの故郷を持つことに城間さんは「ペルーにいると日系人で、沖縄にいると沖縄の人とはしゃべり方が違うとなるが、どちらも地球人としての自分。一人一人が違っていいと言える場所がディアマンテスであり、それは沖縄でないとできなかった」と話した。
2022年に開かれる第7回世界のウチナーンチュ大会テーマソング最優秀作品として北谷町の玉置淑晴さんらが手掛けた「皆揃てぃ歌らな踊らな」が選ばれたことが発表された。県出身アーティスト「グリーンノートコースター」が歌う。
参加者からのリクエストを受けて城間さんが舞台で歌う場面もあり、拍手と指笛で盛り上がった。