瑞泉、県知事賞受賞の古酒を限定210本発売 バニラのような甘い香りや風味を追求


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「瑞泉 甕貯蔵古酒」の県知事賞受賞を報告する(左から)伊藝壱明氏、佐久本学社長、仲栄真兼昌工場長=2日、那覇市の琉球新報社

 瑞泉酒造(那覇市、佐久本学社長)は3日、沖縄国税事務所の2021年度泡盛鑑評会で県知事賞を受賞した「瑞泉 甕貯蔵古酒」の販売を開始した。限定210本。同酒のブレンドを手掛け、「泡盛ブレンダー・オブ・ザ・イヤー2021」に輝いた同社製造部の伊藝壱明(かずあき)氏らが2日、琉球新報社を訪れ、「とことんこだわって満足のいく仕上がりになった。今が旬の古酒を味わってほしい」とPRした。

 「瑞泉 甕貯蔵古酒」は12~17年ものの古酒4種をブレンド。バニラを思わせる甘い香りや風味、やわらかな飲み口を追求した。伊藝氏は、原酒を選抜する作業に力を注いだと説明し、「ストレートでゆっくり味わってほしい」と述べた。

 瑞泉酒造はこれまでに県知事賞を26回受賞しているほか、43年連続で沖縄国税事務所長賞も受賞している。佐久本社長は「泡盛は未来を見据えての酒造り。良いものを造り続けるからこそ、素晴らしい古酒が生まれる」と述べた。

 アルコール度数42度。720ミリリットルで税込み1万4850円。瑞泉酒造や酒屋などで購入できる。