沖縄コロナ新たに3人感染 1週間の感染46人、減少傾向続く(11月7日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は6日、20代と30代、60代の計3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。6日までの1週間(10月31~11月6日)の新規感染者数は46人で、前の週(10月24~30日)に比べ、28人減るなど減少傾向が続いている。一方で、県の糸数公医療技監は「国が想定する『第6波』では、ワクチン接種を2回終え、時間がたっている高齢者の感染が多めに出るとしている」と述べ、感染拡大が再来するとの国の見通しを示した。

 糸数技監は「第6波」の時期について「冬場に感染が広がりやすい。去年も1月ごろに流行した。県外で流行があり、帰省や沖縄への訪問で感染が広がった」と述べ、1月ごろが大方の見方とした。

 6日の新規感染者の市町村と職業別は、うるま市の60代の飲食業と20代のサービス業、宜野湾市の30代事務職。うるま市は感染者がこのところ増えているが、6日の感染者との関係は分かっていない。

 米軍関係ではキャンプ・ハンセンとフォスター、コートニー、トリイ通信施設で各1人の計4人の感染が報告された。

 県は内閣官房の「ワクチン・検査パッケージ」の技術実証が15~21日まで那覇市の2店舗で実施されると発表した。対象は「島唄と沖縄料理 花琉球 てんぶす那覇店」と「炉端BBQとワイン 奇跡の1マイル」。2店舗では、ワクチン2回接種済みか72時間以内の陰性証明の提示で、人数や時間に関する要請はしないという。28日のFC琉球の試合でも同様の技術実証が行われる。詳しくは県のホームページで公表する。