本部港の軽石撤去を開始 沖縄県が優先着手、離島定期船の影響に配慮


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軽石を重機ですくい、ダンプに積み込む作業員ら=10日午前11時35分、本部町の本部港

 【本部・伊江】本部町の本部港に軽石が大量に漂着していることを受け県は10日、軽石の撤去を開始した。「離島の定期船が欠航すると影響が大きい」として優先的に撤去に着手した。県が発注した業者が重機で海面の軽石を撤去しているが、作業は難航している。

 県港湾課によると9日、村営フェリーの一部欠航を受けて急きょ、本部港内で岸壁整備作業に当たっていた業者に軽石撤去を委託した。漂着量が数日前の運天港などと比べ少ないことや、対応できる業者が近くにいたことから「すぐにできる対応」として重機による撤去を決めた。

 島袋秀幸伊江村長と渡久地政雄村議会議長も9日、同課に港内の早急な軽石撤去を要請した。

 10日は、重機2機とダンプを使った撤去作業が午前8時から進められた。