ゼネストから50年で基地反対デモ 国際通りで大学学生会ら40人参加


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デモ行進する「全島ゼネスト50周年集会」の参加者ら=10日午後、那覇市の国際通り

 米軍基地を維持する沖縄返還協定の批准に反対を訴えた、1971年11月10日のゼネスト(11・10ゼネスト)から50年を迎えた10日、全島ゼネスト50周年集会(同実行委員会主催)と国際通りデモ行進が行われた。県内外の大学学生会や労組から約40人がデモ行進に参加し、基地の撤去などを訴えた。

 デモ行進は那覇市泉崎の県庁前から出発し、国際通りを歩いた。参加者は「戦争のための基地はいらない」「ゼネストで戦争を止めよう」などとシュプレヒコールを上げた。

 50年前のゼネストに参加していた宮城盛光さん(73)=北中城村=もデモ行進に加わった。宮城さんは米軍基地が残る現状について「復帰前から何も変わっていない。50年も戦いが続いている」と怒りの声を上げ、「戦争を進めようとする、あらゆるものに立ち向かっていこう」と呼び掛けた。