【うるま】栄え行く先や千歳までぃん―。うるま市石川嘉手苅で14日、登川清善さん(95)のカジマヤーのお祝いが開かれた。この日を90歳の頃から楽しみにしていたという登川さんは、風車で飾られたオート三輪車「トゥクトゥク」で登場。長寿をあやかりたいと駆け付けた大勢の区民らとともに区内を回り、盛大に祝った。
1926年、昭和元年生まれ。妻・文さん(92)との間に1男6女が生まれ、孫13人、ひ孫12人に恵まれた。好物は刺し身と野菜。大好きな酒は半年前にやめ、今はコーヒーに切り替えた。健康の秘訣(ひけつ)は畑仕事だが、足腰が弱っているため現在はお休み中だという。
この日は親族のほかにも、登川さんが初代園長を務めた育成保育園の園児らも駆け付けた。園児らがカチャーシーを踊ると、登川さんもうれしそうに手を動かした。
区民らに囲まれる中、拡声器を手渡されると「本当に私のためにありがとうございます。皆さんもお元気でお過ごしください。私のように元気になってくださいね」とあいさつした。