「さし草茶」joy工房&茶屋(南城市) サシグサ、豊富な栄養着目<みんなで支える県産品>1


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サシグサの栄養成分を手軽に摂取できるjoy工房&茶屋の新商品「さし草茶」

 野草のサシグサ(和名・タチアワユキセンダングサ)を活用した食品づくりに取り組むjoy工房&茶屋(南城市、與儀喜美江代表)は、その多様な栄養成分に着目した新しい「さし草茶」を開発中だ。

 増殖力が強いサシグサに着目し、9年前から布の染料として使ってきた。ある利用者から、昔は薬草として食べていたことを聞かされ、開発に着手した。カリウム、カルシウム、ビタミンB1など豊富な成分が含まれていることを知り、手軽にその栄養分を摂取するため飲料として茶に着目した。クラウドファンディングでは新商品の茶を1000円から応援購入できる。

 無農薬で栽培する農家からサシグサを買い取り、地域に貢献したいと考えている。與儀代表は「県民に『くっつきむし』という嫌な面ではなく、栄養価の高い可能性のある薬草としての一面を伝えたい」という。


 県は優良県産品奨励事業で今年からNEXT優良県産品部門を新設。琉球新報のクラウドファンディングYUIMAを活用し、応援購入された口数や集まった資金が一次審査の評価基準となる。エントリー商品を紹介する。商品紹介ページはこちら。