辺野古市民訴訟、来年4月に判決 那覇地裁で結審


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米軍キャンプ・シュワブの新基地建設工事現場=8月、名護市(小型無人機で撮影)

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、国土交通相が県による埋め立て承認撤回処分を取り消した裁決は違法だとして、周辺に暮らす市民が国に裁決の取り消しを求めた訴訟の口頭弁論が18日、那覇地裁(福渡裕貴裁判長)で開かれた。この日で結審し、判決は来年4月26日に言い渡される。

 2018年8月、県が辺野古沖の埋め立て承認を撤回し、工事が一時中断。これに対し沖縄防衛局は国交相に審査請求を申し立て、国交相は19年4月に県の承認撤回を取り消す裁決をした。今回の訴訟で市民側は国交相裁決は違法だとして取り消しを求めている。