廃ガラスでルームフレグランス瓶 沖縄連想する香りを開発中<みんなで支える県産品>4


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廃棄された自動車の窓ガラスからつくった「いいにおい」のルームフレグランス瓶

 香りの空間演出を手掛ける、いいにおい(恩納村、山城遙奈代表)は、廃棄された自動車の窓ガラスを瓶に変え、室内用の香料を入れたルームフレグランスを開発した。山城代表は「コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えた人に、好きな物や香りを楽しめる環境づくりを手伝いたい」と語る。

 幼少期からにおいに敏感で、においによって自身の仕事や生活の質に大きく影響を受けてきたという。今年10月に会社を設立、においの研究に取り組む。香料の容器を探していたときに琉球ガラス村(糸満市)が車の窓ガラスをリサイクルしてグラスを作っていることを知り、同社に同じ原料を使ったルームフレグランス瓶の制作を依頼した。

 クラウドファンディングでは調合した香料を3千円から応援購入できる。沖縄を連想する香りを開発中の山城代表は「地域に貢献したと感じるような製品を作っていきたい」と話した。
 


 県は優良県産品奨励事業で今年からNEXT優良県産品部門を新設。琉球新報のクラウドファンディングYUIMAを活用し、応援購入された口数や集まった資金が一次審査の評価基準となる。エントリー商品を紹介する。商品紹介ページはこちら。