米軍オスプレイが民間地でつり下げ訓練 宜野座、沖縄自動車道を横切る


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
バケツのような物をつり下げ、民間地からキャンプ・ハンセンに向けて沖縄自動車道を横切って飛行するオスプレイ=23日午後4時45分ごろ、宜野座村の宜野座インターチェンジ付近(小那覇安剛撮影)

 【宜野座】米軍普天間飛行場所属とみられるオスプレイが23日午後4時40分ごろ、米軍キャンプ・ハンセンに隣接する沖縄県宜野座村宜野座の沖縄自動車道インターチェンジ(IC)付近で、バケツのような物をつり下げて飛行した。民間地の上空でつり下げ訓練を実施し、自動車道を横断してハンセン内に向かった。

 ハンセンは宜野座ICの北側に位置しており、南側は民間地となっている。機体はハンセンと民間地を複数回、往復していた。

 同村では2018年と19年に、オスプレイが日常的に民間地上空でつり下げ訓練を実施した。騒音や落下物への恐怖など、住民から不満の声が上がっていた。近隣の城原区に住む男性は「しばらく(民間地上空の)訓練がなかったのに残念だ。落下物の不安もあるし、これから心配だ」と述べた。