エルメス「ビンガタ」沖縄の色ふわり 秋冬コレクションに登場


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仏高級ブランド「エルメス」の2021年秋冬コレクションに登場したカシミヤストール「カレジェアン」の「ビンガタ」=(C)Hermès

 【東京】仏高級ブランド「エルメス」の2021年秋冬コレクションに、沖縄の伝統工芸「紅型」からインスピレーションを受けデザインされたカシミヤストール「カレジェアン」と細長いリボンスカーフ「ツイリー」が登場している。「ビンガタ」と名付けられたカシミヤストールとリボンスカーフは、日本人デザイナーのヒダカ・ナツノさんがデザイン。紅型らしい色鮮やかなデザインで、華やかなアイテムとなっている。

 今秋冬コレクションでは「ビンガタ」の「カレジェアン」が7色、「ツイリー」が8色、「ツイリー ステッカー」1色が発表されている。エルメスジャポンによると、スカーフはいくつもの異なる染色技術が用いられてるという。デザイナーのヒダカさんは「古来より続く伝統技法へ想いを馳せて今回のスカーフをデザインした」とした。

 エルメスのホームページには、琉球王国時代に開発された染色技術であることなど紅型についての説明も明記されている。エルメスジャポンによると、これまでに京都の野瀬家が代々営んできた「京都マーブル」の技法を用いたスカーフも販売されているという。

 「ビンガタ」のカレジェアンは大きさは縦横140センチ、価格は税込み16万3900円。「ツイリー」は長さ85センチ、幅5センチで税込み2万3100円、「ツイリー ステッカー」は長さ85センチ、幅5センチで税込み3万4100円となっている。エルメスのホームページや店舗などで購入できる。

(問山栄恵)


 

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