沖縄県那覇市安謝の比嘉安信さん(74)宅の花壇に面した窓に、長さ36センチ、太さ16センチにまるまると太ったヘチマが身動きできない状態で実っている。
ある日、窓が開かない事に気付いた比嘉さんが目にしたのはガラスと格子の間で成長しきった大きなヘチマ。取り除こうと茎を切ったが、枯れるどころか新しく芽を出し、やがて三つの実を付けた。
友人らからは「ヘチマからヘチマがなっているのは初めて見た」と驚かれたという。
比嘉さんは、生命力あふれるヘチマに「食べるのも惜しい。どこまで成長するのか観察を続けたい」といとおしそうに見つめた。(喜瀨守昭)