さとうきびバガスまるごとパウダー ブルーテック<みんなで支える県産品>8


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
さとうきびバガスまるごとパウダー(右奥)とシークワーサー果皮まるごとパウダー(左奥)、マスク用スプレー

 市場に出ない農作物の有効活用に取り組むブルーテック(本部町、平安正人代表)が、通常は廃棄されるサトウキビの搾りかすを粉末にした「さとうきびバガスまるごとパウダー」を開発した。

 ゴボウの15倍の食物繊維やレバーの4倍の鉄分が含まれる。無味・無臭で付加価値食品として本部町など県内の学校給食に利用されている。高温度の熱風を瞬間的に当てる技術で栄養成分を壊さない製法が特徴だ。平安代表は「規格外の農作物や残さを長期保存や輸送に便利な粉末にすることで農家の収益改善につなげたい」と話す。

 クラウドファンディングではバガスパウダー(2200円)や、シークワーサーの皮を粉末化した「シークワーサー果皮まるごとパウダー」を応援購入できる。


 県は優良県産品奨励事業で今年からNEXT優良県産品部門を新設。琉球新報のクラウドファンディングYUIMAを活用し、応援購入された口数や集まった資金が一次審査の評価基準となる。エントリー商品を紹介する。商品紹介ページはこちら。

(おわり)