北大東村への自衛隊誘致の検討に関し、宮城光正村長への電話インタビューでの一問一答は次の通り。
―8日開会の村議会で、自衛隊誘致の意見書案が議員提案される。
「日本海や東シナ海、尖閣諸島などいろいろな問題がある。議会の政策活動の一つで、(誘致を)考えないといけないのではないかという話になっている」
―意見書を踏まえて村から要請となると、配備まで一気に進むのではないか。
「国防のために(自衛隊が)必要であれば、われわれもいろいろ検討しないといけない。安全保障環境が非常に厳しい状況にあり、国が防衛のために地域に自衛隊が必要であるということであれば、われわれは村民にも理解してもらって協力しなければいけない」
―これまでに国に要請したことはあるか。
「全くない。自衛隊は必要ではないかという話は村内ではよくやってきた」
―誘致を巡って、住民にさまざまな考えがあるのではないか。
「皆が賛成ではない。国の動きで国が配備したいと言ったらわれわれは協力しないといけないと思う。どういった形で配置するのか、逆に国に説明を求める形になると思う。そうしないと住民に説明できない」
「まだ住民には何の話もしていない。国の計画や考え方を村民にはきちんと説明しないといけない。島を二分しない形で皆が理解できるような形で説明しないといけない」
―自衛隊誘致の賛否で村長自身の立場は。
「個人的には反対ではない」
(照屋大哲)