【沖縄】普久原恒勇さんの作曲活動60周年を記念する民族音楽「史曲・尚円」演奏会(主催・まちづくりNPOコザまち社中)が5日、沖縄市民会館大ホールであった。尚円が伊是名島で生まれ、琉球王に即位するまでの歩みを描く音楽絵巻が来場者を魅了した。
「史曲・尚円」は普久原さんの1995年の作品で、2016年以来、5年ぶりの再演。台本を琉球大名誉教授の高良倉吉さんが務めた。計11曲、全7章で構成し、三線、箏、胡弓、コーラスによる「民族音楽 響(とよむ)の会」が演奏した。
伊是名村郷友会(新勢会)、ティルクグチ保存会と伊是名尚円太鼓が共演。島の歴史と風土の中で育まれた伝統芸能と若い世代による太鼓演奏が壮大な音楽絵巻を盛り上げた。