玉城知事、新基地「不法」発言は「道義に違えるという意味」 県議会一般質問で説明


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玉城デニー知事(資料写真)

 玉城デニー知事は6日の県議会一般質問で、4日にあった名護市辺野古での抗議集会で新基地建設を「不法」と発言したことについて真意を問われ、「道義に違えるという意味で不法と表現した」と説明した。政府は少なくとも2015年に埋め立て予定区域の軟弱地盤の問題を把握していたにもかかわらず、工事を続けて土砂を投入した問題などを指摘した。末松文信氏(沖縄・自民)への答弁。

 金城賢知事公室長は、10月の衆院選について、米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古を抱える沖縄3区では、「新型コロナウイルス対策や振興、コロナ後の経済などが争点となり、辺野古新基地建設は大きな争点にならなかった」と述べた。仲里全孝氏(同)への答弁。

 うるま市勝連半島の道路整備について、島袋善明土木建築部長は、21年度は米軍提供区域外の環境調査を実施していると説明。予定ルートの一部が米軍提供区域と重なっており、米軍との調整や予備設計をへて「今後は米軍施設用地内の調査を行う予定だ」と述べた。仲田弘毅氏(同)への答弁。

   (明真南斗まとめ)