ロボの手も借りたい!病院などへ配膳ロボ 「ネコ型」もいます 宜野湾電設発売


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配膳ロボットの販売をPRする宜野湾電設の仲村明社長(左)と仲村新吾専務=2日、西原町の沖縄カントリークラブ

 電気工事や電気通信工事を手掛ける宜野湾電設(宜野湾市、仲村明社長)は、食事を配膳するロボットの販売を開始する。ロボットによる配膳作業を公開した同社は、「繁忙時の人手不足の解消や業務の効率化へ、飲食店や病院などに売り込みをかけたい」と話した。

 新型コロナ感染症の沈静化で経済回復の動きが見え始める一方、サービス業では人手不足や感染対策がなお課題となっている。宜野湾電設では、配膳ロボットがこうした課題の解決につながるとみて、世界で3万台が稼働する中国プードゥーロボティクス社製を販売している。

 現在、ゴルフ場の沖縄カントリークラブ(西原町)のレストランで、試験運用を行っている。2日のメディアへのお披露目では、ディスプレーに表情が表れる“ネコ型”ロボットなどが、障害物を検知しながらスムーズに食事を配膳する様子が確認された。

 価格は1台約174万円からだが、全国では自治体の補助金を活用して購入する例もあるという。問い合わせは宜野湾電設(電話)098(892)4303。