具志堅用高さん、ゴリさんも登場 宮川たま子さん芸歴20年、東京で記念ライブ


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芸歴20周年記念ライブで沖縄ネタで笑いを誘う宮川たま子=11月13日、東京都渋谷区のヨシモト∞ホール

 【東京】県出身で吉本興業所属のお笑い芸人・宮川たま子の芸歴20周年記念ライブ「お世話になった方々と作るライブ ぶったま子」が11月13日、東京都渋谷区のヨシモト∞ホールであった。スペシャルゲストとして同じく県出身のガレッジセールのゴリとボクシング元世界王者の具志堅用高さんも出演。沖縄色満載の舞台は、まるで「オリオンビール祭りのような雰囲気」(ゴリ)が漂い、満席となった会場は笑いの渦に包まれた。

 宮川は芸歴20年の集大成となるコントを披露。「ニュースキャスター」と題したコントでは、沖縄の報道キャスターに扮(ふん)し、離婚率や出生率の高さ、ウチナータイムなど沖縄の特徴を笑いに変えていた。今回、ゴリとのコントにも初挑戦した。空港の保安検査場を舞台に、面白いことを言わないと検査を通過できないという設定で、宮川はギャグを連発。ゴリとのやりとりは観客の笑いを誘った。

芸歴20周年記念ライブで、宮川たま子(前列中央)の三線でカチャーシーを踊るゴリ(後列右から2人目)と具志堅用高さん(後列右端)

 ゴリ、具志堅さんを交えたトークもあり、具志堅さんの面白エピソードもいくつか披露され、会場から笑いがあふれた。20周年を祝うビデオレターも流され、宮川と親交がある県内外の芸人や関係者から祝福の言葉が寄せられた。師匠の宮川大助・花子は「(宮川は)かわいがってもらえる人。(芸歴)20年、うれしくて涙が出る。おめでとう」とのメッセージを送った。

 ライブの最後で、三線を引き、出演者らによるカチャーシーで締めくくった宮川は「この世界に入って、やってこられたのは、皆さんのおかげ。60になっても、がんがんやれるようカチャーシーを踊りたい」と語った。
 (問山栄恵、写真も)