サッカーJ2で過去最高位の9位と躍進したFC琉球は7日、那覇市のタイムスホールでパートナー企業やサポーター向けに感謝の集いを開いた。選手ら約40人が参加した。集いの1部はパートナー企業向け、2部はファンクラブ対象で、事前に募った質問に選手が答えるなどしてファンと交流した。
チームを運営する琉球フットボールクラブの小川淳史社長は「上の8チームは町田ゼルビア以外はJ1経験チーム。そうしたチームと肩を並べることができ、自信につながったシーズンだった」と総括。「コロナ禍で5試合連続無観客となり、客足の戻りも鈍かった。経営面で厳しかったが、パートナー企業のみなさんに支えていただいた。地元密着で愛される、より魅力的なクラブを目指したい」とあいさつした。
中盤の攻守の支えとなった風間宏希は「前半戦は勝利が多く、J1昇格も少し見えた。簡単にいかないと分かっているが、来季も昇格に近づけるように土台の部分を積み上げていきたい。そうすればJ1も見えてくる」と述べた。
弟の宏矢は2シーズン通して全試合に出場した。「けがなく終えることができたのは普段のトレーニングのおかげ。前半戦の成績は自信につながっている」と振り返った。
上里一将主将、赤嶺真吾、知念哲矢、上原慎也、上原牧人ら県出身選手への質問もあり、各選手はシーズンを通してチームを支えた支援者らへの感謝を述べた。