介護食を的確に提案 全社員が資格取得 沖縄総合フーズ


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全職員の介護食アドバイザー資格取得を報告する(右から)沖縄総合フーズの小橋川詠子氏、新城満代表、池村年雄管理課長=8日、那覇市泉崎の琉球新報社

 高齢者向けの食品などを販売する沖縄総合フーズ(那覇市、新城満代表)は11月までに、新城代表を含め18人の全社員が、日本能力開発推進協会の介護食アドバイザーの資格を取得した。高齢者の心理や栄養学、病気などに関する知識を高め、客の状況や好みに合わせた食品を的確に提案できるようになったという。

 同社は医療機関や福祉施設などに商品を卸している。食事をする高齢者と接する機会はほとんどないが、専門知識をつけることで高齢者の状況を細かく聞き取り、商品提案の幅を広げている。

 近年増えている在宅で介護する家庭からの問い合わせにも柔軟に対応できるようになる。

 新城代表は「今後は人材育成として、介護の現場への職員派遣にも取り組みたい」と話した。
 (中村優希、写真も)