沖縄便の予約、年末年始5.9%増 帰省需要で増加も 航空5社が発表


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 沖縄関係路線を運航する主要航空5社は17日、2021年度年末年始(12月25日~22年1月4日)の予約状況を発表した。5社合計の予約数は前年比5・9%増の44万8681人だった。往復を含めた座席数のため、利用者数は半分ほどとみられる。観光需要が高い路線の予約率は7~8割と高まっており、帰省需要などの県内路線の予約が今後伸びる見込み。

 全日本空輸(ANA)の予約率は73・4%となっている。年末年始は減便せず、提供座席数は19年比で9割程度まで戻す。担当者は「久々に(予約が)戻ってきた感じがする」と話した。

 日本航空(JAL)の予約率は72・7%で、羽田―那覇で66便の臨時便を計画する。

 日本トランスオーシャン航空(JTA)は、県外路線の予約率が72・6%、県内路線は49・8%となっており、担当者は「これから県民の予約が入ってくる」と見通した。

 羽田や神戸路線を運航するスカイマークの予約率は65・8%。担当者は「全国と比べて少し遅れている傾向だ。一概に言えないが、軽石やレンタカー不足の影響もあるかもしれない」と話した。

 (中村優希)