ゆがふグループ、売上高255億円 9月期 ホテル業はコロナ影響続く


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名護市街

 【名護】名護市を中心に建設業やホテル業などを展開する「ゆがふグループ」は17日、2021年9月期決算を発表した。グループ6社の単体合計ベースの売上高は前期比4・9%増の255億5881万円、経常利益は同18・0%増の12億6052万円、純利益は同2・94倍の2億9308万円と増収増益となった。

 グループ内取引を除いた連結の売上高は前年比3・6%減の217億3146万円、経常利益は同41・3%増の9億9057万円、純損益は2314万円の黒字となった。グループ各社別では、建設業の屋部土建が市許田の「道の駅」の拡張工事など公共工事が堅調で、過去最高の売上高だった。

 ホテル業の前田産業は昨年に続き新型コロナウイルスの影響を受けた。一部ホテルを休業しスタッフの集約や雇用調整助成金などの活用で利益の確保を目指したが、減収減益となった。来期は海洋博公園に隣接するホテル1棟の経営・運営権を譲り受けたことにより、業績の回復を目指す。

 22年9月期の予想は、単体合計ベースの売上高が288億円、経常利益が21億円、純利益が13億円。

 (長嶺晃太朗)