那覇市が最大5000円引き宿泊券と「買エ~ル商品券」2次販売発表、コロナ影響事業者に支援金


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
那覇市役所

 城間幹子那覇市長は22日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けながらも雇用継続を図る市内の中小企業に支援金を給付すると発表した。市内の宿泊施設で最大5千円の割引が受けられる「那覇とまーるクーポン」第2弾の実施、30%のプレミアム(割増金)を付けた「なは買エ~ル商品券」の2次販売も発表した。

 「雇用を守る」事業者支援給付金の対象は、月次支援金や県感染拡大防止対策協力金の支給を受けた、または月次支援金の要件と同等の影響を受け、かつ一時金の支給など従業員の待遇改善や福利厚生の充実に取り組む事業者。給付金総額は約2億4千万円。従業員1人当たり3万円程度、最大90万円程度の給付を想定するが、申請数によって変わる可能性もある。

 とまーるクーポン第2弾は県民を対象に2万泊分を割引する。来年1月5日午前9時から専用サイトで予約に必要なIDの取得申請を受け付ける。同日午後1時からホテル予約が可能。割引適用は2月4日チェックイン分まで。今回はお土産などのクーポンは付かない。事業費は約1億円。

 買エ~ル商品券は、デジタル商品券の購入キャンセル分を2次販売する。2次販売の総額はプレミアム分を含め約3億3千万円。特設サイトで24日から那覇市民を対象に先行販売し、余りがあれば27日から県民に対象を広げる。商品券の利用は来年2月末まで。
 (伊佐尚記)