支店長に25歳起用 いえらぶ琉球が目標への挑戦促す


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「沖縄で一番有名な会社をつくりたい」と笑顔で語る新井つかさ代表(左)と森田舞雪氏=23日、那覇市天久のいえらぶ琉球

 ITを使った不動産業務支援を手掛けるいえらぶ琉球(那覇市)が2022年1月4日、うるま市州崎に同社初の支店「うるまオフィス」を開設する。オフィス長には入社3年目の森田舞雪(まゆ)氏(25)が就任する。「沖縄で一番有名な会社を創る」というビジョンを描く新井つかさ代表(39)は「性別やキャリアは関係ない。会社をどう成長させたいのか、目標と情熱を持って業務に打ち込める人材にどんどん挑戦してもらいたい」と期待を寄せる。

 森田氏は「目標は那覇本社より事業規模を大きくすること。与えられたチャンスを最大限生かせるように頑張りたい」と意気込んだ。

 同社はいえらぶグループ(東京)のグループ会社で、12年に沖縄支社として誕生、14年に法人化した。主な業務は、いえらぶグループが管理運営する業務支援システム「いえらぶクラウド」に付随した、ホームページ制作やウェブコンサルティング事業などで、不動産業者の業務効率化を支援する。

 設立当初、社員は新井代表1人だったが、7年で120人を抱えるまでに成長した。主に20~30代が各部署で中心的な役割を担っており、中には入社1年目で主任、3年目で課長に登用された社員もいる。勤務時間や雇用形態など多様な働き方を選択できるようにしたことで、女性管理職の割合も5割を達成した。

 新井代表は、事業の成長を支えたのは人材だとし、「自主的に動けば仕事がどんどん楽しくなることを身をもって経験した。この情熱を共感できる社員と会社を大きくしたい」と考えている。

 うるまオフィスは社員20人から始めるが、徐々に規模を拡大する。オフィス長を任せる森田氏については、「会社のビジョンや働き方への向き合い方がマッチした」と抜擢(ばってき)の理由を説明した。

 うるまオフィスはオープニングスタッフを募集している。詳細は(電話)098(860)2080。

 (当銘千絵、写真も)