沖縄県内の地銀もコロナ対策強化 外勤控え、交代制も導入


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 新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴う沖縄県内全域を対象としたまん延防止等重点措置が9日から適用されることを受け、県内地銀は営業店を中心に感染防止対策の強化に乗り出している。

 琉球銀行(川上康頭取)は11日から、営業店窓口の担当職員の感染に備え、従来外回りを担当する職員の業務を自粛し、店舗内で業務に当たる。当面は1週間程度を予定するが、状況に応じて対応を延長する。

 銀行持ち株会社「おきなわフィナンシャルグループ」(山城正保社長)傘下の沖縄銀行では、顧客訪問は必ず予約を取り、県外や離島への出張を禁止する。また、本店職員らの在宅ワークを推奨する。期間は31日まで。

 沖縄海邦銀行(新城一史頭取)は、11日より全店舗で1時間の昼休み休業を実施する。近隣店舗は休業時間をずらし、顧客のサービス維持に努める。感染拡大防止へ、窓口担当職員の交代制も実施する。

(小波津智也)