業績不振が原因、沖縄県内2社が倒産 東商リサーチ沖縄


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 東京商工リサーチ沖縄支店は11日、県内企業の倒産2件を発表した。いずれも業績不振を原因とした、負債1億円未満の小口倒産だった。

 飲食事業を展開する琉創(沖縄市、登川真社長)は昨年12月16日に那覇地裁沖縄支部から破産開始決定を受けた。負債総額は債権者18人に対し約7900万円。うるま市の商業施設内と那覇市でカフェを計2店舗経営していたが、集客の伸び悩みもあって2018年に両店舗を閉鎖していた。

 衣料品小売業のM.B.F(那覇市、内田隆倫社長)は昨年12月20日に那覇地裁から破産開始決定を受けた。同支店は負債総額を約2500万円と推測している。

 M.B.Fは19年3月に浦添市に1号店、20年6月に豊見城市に2号店を開いた。売り上げ不振の影響で昨年8月末に2号店、9月までに1号店を閉鎖していた。
 (小波津智也)