街にネオン☆まるでニューヨーク パークアベニュー、映画ロケに合わせて改装 沖縄市


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映画「10ROOMS」の撮影に合わせて街の外観改装にも取り組んでいるファンファーレ・ジャパンの神山繁取締役=14日夜、沖縄市の中央パークアベニュー

 【沖縄】沖縄市の中央パークアベニューを舞台にした映画「10ROOMS」(岸本司監督)の撮影が行われていることに合わせ、制作を担うファンファーレ・ジャパンが街並みの改装に取り組んでいる。かつて「BCストリート」と呼ばれ、基地の門前街として米国文化を色濃く受けたパークアベニューで、ニューヨークのミュージカル劇場や老舗店舗を思わせるネオンを使った看板などを増やし、街に独特の雰囲気を醸し出していく計画だ。

 まずファンファーレ・ジャパンが経営する、まちなかの空き店舗を活用した「トリップショットホテルズ・コザ」の客室10室の看板を全て改装する。11月末には映画に登場する客室「CENTRAL」の看板をネオンにした。昨年5月にパークアベニューに移転オープンしたFMコザの内外装も手掛けた。同じくネオンを使ったデザインが好評だ。

映画「10ROOMS」の撮影風景(中川大祐撮影、ファンファーレ・ジャパン提供)

 ファンファーレ・ジャパンの島袋武志代表は「この街の魅力を発信するために映画の制作を進めているが、同時に実際の街の景色もより魅力的なものにしていきたい」と説明した。パークアベニューには一見空き店舗でも倉庫や事務所として使われている不動産もあり、こうした店の外観も含めた街づくりができないか、通り会にも提案していきたいと話した。

 10ROOMSは公開に伴う一部費用の支援をクラウドファンディングで募っている。琉球新報のサイト「YUIMA」で実施しており、目標額は300万円。1月31日まで。14日現在の達成率は83%で、支援した人にはトリップショット・ホテルズの宿泊などの特典がある。
 (島袋良太)

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