名護市長選、期日前初日2517人が投票 有権者の5%


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期日前投票所に向かう有権者=17日午後2時半ごろ、名護市の市民会館

 23日投開票の沖縄県名護市長選の期日前投票が17日、市民会館中ホールで始まり、2517人(男性1391人、女性1126人)が投票を済ませた。名護市では投開票日当日より期日前期間中に投票する有権者が多く、勝敗を左右するだけに注目が集まる。前回2018年の期日前初日(2823人)と比較すると306人少ない滑り出しとなった。

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 17日は終日雨が降ったが、朝から市民会館中ホールには作業服姿の建設従業員や親子連れの姿があった。

 15日現在の市の選挙人名簿登録者数は5万561人で、約5%に相当する有権者が初日で1票を投じたことになる。

 名護市の近年の各選挙では、票を投じる有権者の半数以上が期日前投票で済ませる。前回18年は投票者総数の57・7%に相当する2万1968人が期日前で投票し、勝敗を決したとされる。

 ただ、今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響が続き、どれだけの有権者が期日前に投票するか、不透明感がある。ある陣営関係者は、期日前の投票会場が従来より広い市民会館に変更されたことに触れ「支援者に期日前投票を勧める従来方針に変わりはない」と語った。 (22名護市長選取材班)

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