省エネ運転でお米券 沖食とトヨタ、子ども食堂応援企画


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「スマイルライスプロジェクト」を発表する沖縄食糧の中村徹社長(左)と沖縄トヨタ自動車の野原朝昌社長(右)=サンエー浦添西海岸パルコシティ内のLounge-T

 沖縄食糧グループ(代表・中村徹沖縄食糧社長)と沖縄トヨタグループ(代表・野原朝昌沖縄トヨタ自動車社長)は24日、社会貢献活動として共同で「スマイルライスプロジェクト」を開始したと発表した。

 両グループの従業員が、省エネ運転の「エコドライブ」をした結果に応じてお米券を購入し、子ども食堂に寄付する。

 プロジェクトは1日にスタート、6月30日まで取り組む。沖縄トヨタグループが、従業員の交通事故減少や二酸化炭素(CO2)排出削減を目的に運営してきた燃費管理サイト「燃費王」を活用する。

 目標燃費を達成した際などにエコポイントが付与され、県内のトヨタ販売店で割り引きなどを受けられる。

 今回のプロジェクトでは、沖縄食糧グループの配送車両など175台、沖縄トヨタグループは従業員のマイカーなど1005台が参加する。

 両グループ合計で200万ポイントの達成を目指し、1ポイント1円に換算してお米券を購入して寄付する。

 沖縄食糧が2020年に実施したクラウドファンディングによる社会貢献活動を、沖縄トヨタが支援したことがきっかけとなった。

 中村社長は「トラックの燃費向上は経営面としても必要なことだが、取り組みを通して子どもたちの笑顔が見られたらとてもうれしい」と話した。

 野原社長は「これからもいろいろな企業に参画してもらい、エコドライブと事故の撲滅、子どもの貧困をなくすという目標を達成できるようにしていきたい」と語った。

(沖田有吾)