沖縄コロナ減少傾向も高齢者に広がり 入院は今年最多(1月30日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供) (3)

 沖縄県は29日、10歳未満から90代の計979人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の土曜日から334人減(前週比25・4%減)で、週の合計も2週連続で減少した。県の担当者は高齢者に広がりが見られるとしながらも「下降傾向にある」との認識を示した。一方、入院者数は453人で今年最多、病床使用率は引き続き70%を超える。

 29日までの1週間の合計は7150人で前週比は0・84倍だった。22日までの1週間の合計は8490人で前週比0・85倍だった。ほぼ同じ減少率で推移している。

 直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は29日現在481・44人で、19日ぶりに500人を下回った。28日現在の全国比較は沖縄は3位で、1位東京、2位大阪が600人を超えている。

 新規感染者の年代別内訳は、40代が最多の161人で、10歳未満から50代までの各年代で100人を超えた。推定感染経路は、確定例は409人で内訳は家庭内288人、職場内44人、施設内32人、友人・知人32人、飲食6人、その他7人。残り570人は調査中。

 在沖米軍関係の感染者は225人で、29日時点では所属施設の内訳は分かっていない。 (仲村良太)