キンレンカ、カエンボク…街をあたたかく彩るだいだい色


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 【南部】八重瀬町友寄や伊覇地区などで見掛けた、だいだい色の花や植物4種類を紹介する。友寄の畑付近で、台湾ではデュランタと言われて最近、県内でよく見られるデュランタ属、タイワンレンギョウの実があった。つるバラの実はローズヒップとも呼ばれ、お茶やお菓子の材料になる。実のビタミンC含有量はレモンの約20倍以上とされ「ビタミンCの爆弾」と呼ばれるほど。八重瀬町役場通りにあるレストラン「Ksカフェ」近くで咲いていたナスタチウムと言われたりする、ノウゼンハレン属のキンレンカ(金蓮花)の花。花や若葉はサラダなどに入れて食べることができ、わずかにクレソンを思わせる辛味がある。未熟の種子を塩漬けにしてケッパーのかわりに使うこともある。漫湖水鳥・湿地センター(豊見城市)の入り口で咲いていたカエンボク(火炎木)。赤系が多い中で、この木は黄系の花だった。つぼみはミニオクラの集合体に見えた。(喜屋武幸弘通信員)

タイワンレンギョウの実=八重瀬町
カエンボクの花=豊見城市
キンレンカの花=八重瀬町
つるバラの実=八重瀬町