つわりで入院、傷病手当…経験を記事に 働く女性に役立つ情報ウェブメディア「W」プロトが運営


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ウェブメディア「W」をPRする玉城久子編集長=1月20日、那覇市泉崎の琉球新報社

 IT関連事業のプロトソリューション(宜野湾市、白木享社長)は女性の「働く」を応援するウェブメディア「W(ダブリュー)」を2019年から運営している。同社広報担当の玉城久子氏が編集長を務め、国や自治体の支援制度などを紹介しており「役立つ情報を届けたい」と意気込んでいる。同社は子育てしやすい企業として「くるみん認定」、女性活躍推進に取り組む企業として「えるぼし」の認定をそれぞれ受けており、男女問わず働きやすい環境づくりを推進する。

 玉城氏は「えるぼし」取得に携わった。女性活躍推進法が2016年に施行されたが、仕事や暮らしに有益な制度が働く女性に知られていないと感じたことがきっかけでWを発足した。「W」の名称は「ウィメン(女性)」「ワーク(労働)」「ワンダフル(素晴らしい)」などの頭文字を取り、「女性が働くことでどれだけワンダフルにできるか」といった思いが込められている。

 妊娠や育児、女性活躍など幅広いジャンルの記事を掲載。人気上位の妊娠中の傷病手当金活用に関する記事は、玉城氏自身がつわりで入院した経験に基づいて執筆した。玉城氏は「男性にも読んでもらいたい。さまざまな人が話題にできるようなコンテンツも考えたい」と今後の展望を語った。Wはこちらから。https://media-w.protosolution.co.jp/

 (小波津智也、写真も)