那覇、名護市で3回目広域接種開始 6日から沖縄市も


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モデルナ製ワクチンの接種を受ける女性=5日、那覇市若狭の那覇クルーズターミナル

 新型コロナワクチンの3回目接種を促進するため、沖縄県は5日、那覇市若狭の那覇クルーズターミナルと名護市大南の県北部合同庁舎に広域接種センターを開設した。対象を2回目接種から6カ月以上たった18歳以上に広げたのが特徴。6日には沖縄市胡屋の総合結婚式場NBCでも広域接種が始まる。3会場はいずれもモデルナ製を使う。

 那覇市の会場は想定した400人を上回る457人が予約。接種対象の拡大に伴い、60代以下の人たちが接種に訪れる様子が見られた。那覇市に住む公務員の女性(44)は「多くの人と接する仕事なので、早めに打ちたいと思った。2回目もモデルナ製を打ち高熱が出たが、解熱剤を飲めば治まった。同じ症状なら大丈夫だと思う」と話した。

 県内の3回目接種率は1月31日時点で41・77%と全国4位。一方、6日の予約率は那覇クルーズターミナルが65%、北部合同庁舎が64%、NBCが78%で、各会場とも空きがある。 (知念征尚)