沖縄コロナ316人、3人死亡 14日連続前週下回る(2月8日朝まとめ)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は7日、新型コロナウイルスに感染し療養していた3人の死亡と、10歳未満から90代の316人の新規感染を発表した。前週月曜より135人減で、14日連続で前週の同じ曜日を下回った。 亡くなった3人は、浦添市の70代男性と沖縄市の90代男性、糸満市の80代男性。いずれも基礎疾患があった。70、90代の2人は院内感染、80代男性は施設内感染とみられる。第6波の死亡者は計12人となり、累計の死亡者は410人。

 

 新規感染者のうち、推定感染経路が判明したのは182人。内訳は家庭内135人、職場内14人、友人知人12人、施設内11人、飲食1人、その他9人。年代別では10歳未満が最多の66人。30代56人、40代49人などと続いた。

 7日現在、県内医療機関の欠勤者は県内90の病院で計375人となった。県によると、15機関で救急診療の一部に、7機関で一般診療に制限が出ている。県の糸数公医療技監は「コロナ患者を診るためには、かなりの多くの看護師が必要になる。病院で診ているコロナ患者数がもう少し落ち着かなければ、制限は解除されないと思っている」と話した。

 昨年7~9月に発生したクラスター(感染者集団)7例の報告もあった。内訳は事業所4例、保育施設2例、家庭内1例だった。

 米軍関係は7日、新たに27人の感染が県に報告された。嘉手納基地13人、キャンプ・ハンセン4人、キャンプ・キンザー3人、普天間基地とキャンプ・コートニー各2人、キャンプ・シュワブとトリイ通信施設で各1人、確認中を含む不明1人。米軍は、これまで公表した感染者数に誤登録があったなどとし26件を削除し、累計の感染者数を訂正した。累計は1万54人。 (吉田早希)