沖縄地区の輸入額65.4%増え108億円 通販需要で段ボール古紙の輸出額倍増


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄地区税関は17日、1月の管内貿易概況(速報)を発表した。輸出総額は前年同月比1.9%減の14億8800万円、輸入総額は65.4%増の108億300万円だった。

 輸出額は、主に台湾やアメリカ向けの一般機械が同23.5%増の4億2900万円だった。台湾やインドネシア向けのパルプおよび古紙は同2.1倍の2億2800万円と伸び率が大きかった。通販需要の高まりで、アジア向けの段ボール古紙の需要が高いことから、古紙の単価は右肩上がりで伸びている。

 輸入額は、石炭が同75.1%増の30億6500万円で、主にオーストラリアやインドネシアなどから発電用石炭の輸入があった。ジェット燃料などの石油製品は21.8倍の16億8700万円だった。
 (中村優希)