阪神一色20年 宜野座キャンプ連日熱く コロナ禍制限もファン応援 会場に特産、限定グッズ


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阪神キャンプの出店ブース=13日、宜野座村野球場周辺

 【宜野座】阪神タイガース(1軍)の20回目の節目となる春季宜野座キャンプが行われている。会場となる村野球場周辺は連日、阪神のユニホームやグッズを身に付けたファンや家族連れでにぎわう。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、キャンプの見学が事前予約制になるなど、さまざまな制限がある中でも、県内外からファンらが来場している。

 出店ブースでは村内の居酒屋、カフェ、パーラーが宜野座村の名物グルメを出品する。球団公式グッズや村商工会による宜野座限定グッズも販売され、過去のグッズの半額セールも行われる。キャンプが始まった2003年に、時を同じくしてキャンプ地で開店した「パーラーぎのざ」には、顔なじみの阪神ファンも多く、店員と親しく語らう光景が「キャンプの風物詩」となっている。

阪神の宜野座村限定グッズ
キャンプの来場者が身に付ける日替りの「リストバンド」

 兵庫県から訪れた“阪神一色”の男性ファンは「キャンプに4日連続で来ている。久志(名護市)に兄弟が移住したことから沖縄にも来やすい。去年は無観客で残念だった。宜野座のキャンプは他のキャンプ地より入場規制が徹底している。また4月にも沖縄に来る」と話した。

 出店関係者は「今年はコロナ禍で規制も多く、出店ブースへの来場が伸び悩んでいる」と説明する。キャンプの見学の有無にかかわらず、出店ブースには来場できるといい「宜野座のイチゴ狩りに訪れた際にぜひ足を運んでほしい」と、来場を呼び掛けている。キャンプは28日まで。 (池辺賢児通信員)