砥板氏「市民による市政つくる」　候補者第一声　石垣市長選

　【石垣】20日に告示された石垣市長選は、前市議の砥板芳行氏（52）と現職の中山義隆氏（54）＝自民、公明推薦＝による一騎打ちが確定した。投開票日の27日に向けて、両候補は出発・出陣式で第一声を上げた。中山氏は新型コロナウイルス感染症対策や経済回復に向けた取り組みの加速化を訴え、国政と連携した市政運営の継続を呼び掛けている。砥板氏は長期市政の転換を訴え、自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票実施、大型開発計画の検証など現市政との対立軸を打ち出している。（西銘研志郎、佐野真慈）

　一部の経済界や組織の声しか聞かない市民不在の独善的な市政を終わらせるのか、市民による市民のための市政をつくるのかが問われる選挙だ。このまま現市政が続けば石垣島が壊れてしまう。長期政権を止めなければならないとの思いで大同団結した。必ず皆さんの思いを実現し、新しい市政をつくる。

　子どもの笑顔があふれ、可能性があふれ、高齢者が安心して暮らしていける。この島に生まれて良かった。全ての人がそう思える石垣島をつくるための政策を130項目掲げた。市民の声を聞いてつくったこの政策を必ず実現させる。輝かしい未来の石垣市のために、これからの1週間を全力で戦っていく。