27日投開票の石垣市長選は、連続当選を重ねる中山義隆氏の4選を、前市議の砥板芳行氏が阻めるかという対決の構図となり、中山市政3期12年に対する市民の評価が焦点となる。
県知事選を天王山とする選挙イヤーを迎えている中で、1月の名護、南城市長選に続く自公対オール沖縄の「第2ラウンド」としても注目を集める。
保革共闘で挑む砥板氏の出発式には、玉城デニー県政を支える「オール沖縄」勢力の国会議員や県議らも応援に駆け付けた。伊波洋一参院議員は「公約が実現できるよう国政の場から支える。石垣を平和なまま発展させる意思を示そう」と訴えた。
中山氏の出陣式には推薦する自民、公明の国会議員や県内保守系首長がが応援に入った。地元の衆院沖縄4区選出の西銘恒三郎沖縄担当相は「コロナ禍で厳しい時にリーダーとして行動できるのが現職だ。自信を持って選挙を戦おう」とあいさつした。