沖縄電力、地上機器設備でプロ野球キャンプPR 「公共表示」の取り組み開始


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地上機器を活用したプロ野球沖縄キャンプ2022の公共表示をPRする(左から)県スポーツ振興課上原恵里主任と黒田裕史班長、沖縄電力川満秀昭執行役員、送配電本部配電グループ新垣良久係長=21日、那覇市国際通り

 沖縄電力(浦添市、本永浩之社長)は21日、電柱や地上機器といった所有設備を活用した公共表示の取り組みを始めた。主に沖縄県内自治体の活用を想定しており、第1弾として県スポーツ振興課と連携し、那覇市国際通りの地上機器2台に「プロ野球沖縄キャンプ2022」をPRするラッピングを実施した。

 防災や観光・地域情報など公共目的での使用が可能。表示場所の提供は無償で、最長1年間掲載できる。ただ、印刷や取り付け、撤去費用は有償となる。

 同日、那覇市の県庁北口交差点付近でラッピングされた地上機器が披露され、沖電の川満秀昭執行役員や県スポーツ振興課の黒田裕史班長らが出席した。

 川満氏は「新型コロナで来県する観光客が減少したが、今後訪日外国人の増加を目指して観光振興に寄与したい」とあいさつ。「将来的に法律の範囲内で、民間の表示物の取り扱いも判断していきたい」と話し、民間への対象拡大も検討する意向を示した。

 電柱や地上機器の包装に関する問い合わせは、沖電企業広告宣伝課(電話)098(877)1423。(呉俐君、写真も)