求人情報誌「アグレ」を発行する求人おきなわ(那覇市)は24日、2022年3月に卒業する新規学卒者を採用する企業を対象にした調査結果を発表した。採用活動の状況について「当初の予定通り進んだ」と答えた企業が前年より24.2ポイント増え、40.9%となった。
コロナ禍2年目の採用活動となり、採用予定人数を減らす企業がある。「当初の予定通りに進まなかった」と答えた企業は、21年は70%を占めたが、今年は34.1%に下がった。
予定した採用人数に対する充足度は、「計画通り」と回答した企業が前年比16.9ポイント増の45.2%となった。「計画より減少」と答えた企業は、同8.8ポイント減の42.9%となり、「辞退者が多く出た」などの理由があった。
新型コロナウイルスの感染対策で、対面で企業説明をする機会が減っていることなどから、学生の企業研究が弱まっている可能性もあるという。
(中村優希)