沖縄電力、来月から65円値上げ 13カ月連続の値上げで価格上限達する


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 沖縄電力は25日、4月の電気料金を発表した。従量電灯の平均的なモデル(月間使用量260キロワット時)で、3月から65円値上がりし8823円となる。火力発電の燃料に使う石炭と石油の輸入価格が上昇したため。値上げは2021年4月分から13カ月連続となる。

 平均燃料価格が1キロリットル当たり3万8100円となり、燃料費調整制度で価格上昇を転嫁できる上限価格の同3万7700円を超えたため、上限価格での算定となった。今後、経済産業省に値上げを申請しない限り、燃料費が上がっても料金に上乗せできない。

 沖電は「現時点では申請の予定はない」としている。
 (沖田有吾)