農大の和牛で限定スペシャルランチ 朝取れの無農薬野菜も 名護「クックハル」


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和牛料理を前にするクックハルの芳野幸雄代表(前列左端)、角谷健シェフ(後列右端)と学生ら=13日、名護市のクックハル

 【名護】沖縄県立農業大学校の学生が肥育した和牛を使用した限定ランチ販売会が13日、名護市のなごアグリパーク内にある農家カフェ「Cookhal(クックハル)」で開かれた。

学生が肥育した和牛を使用したスペシャルランチ

 農大祭の中止やコロナ禍で出荷が厳しい状況にあり、同大学にミャンマーから留学しているウェリャンさんから相談を受けたクックハルの芳野幸雄代表が快諾し、実現した。

 調理は料理店L’origin(ロリジン)主宰の角谷健シェフが担当した。和牛もも肉と芳野代表が育てたタマネギ、ニンジンなどの無農薬野菜を使用したスペシャルランチで、角谷シェフは「学生たちが育てた牛肉を新鮮な朝取れ野菜の香りで、おいしさを引き立たせる味に仕上げた」と紹介した。

 和牛飼育担当の中村廉さん(20)=2年=は「3年かけて育てた黒毛和牛を、多くのお客さまに食べてもらえてうれしい」と笑顔で話した。
 (喜納高宏通信員)