沖縄の宿泊者数21%減 34都道府県で前年割れ コロナ下の旅行自粛が影響 21年速報


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 観光庁が28日公表した2021年宿泊旅行統計の都道府県別速報値によると、延べ宿泊者数は34都道府県で20年を下回った。長引くコロナ禍による国内旅行の自粛や訪日客の減少が影響した。減少率は沖縄が最も大きく、人気の旅行先を抱える地域の落ち込みが引き続き目立った。富山など13県は前年を上回った。

 21年の延べ宿泊者数は、沖縄が21.2%減の1086万4500人。減少率2位は佐賀(15.5%)、3位は京都(15.3%)だった。

 コロナ禍前の水準となる2019年と比べると全都道府県がマイナス。減少率は沖縄の66.9%が最大で、大阪(61.8%)、京都(61.7%)と続いた。

 全国の宿泊者は20年比5.0%減の3億1496万8640人だった。
(共同通信)