那覇市長選、糸数未希氏が出馬に意欲 NPO代表、既存政党とは距離


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糸数未希氏

 秋の那覇市長選で、NPO法人代表の糸数未希氏(49)が出馬に向けて意欲を示していることが1日、関係者の話で分かった。糸数氏はオール沖縄会議の共同代表を務める糸数慶子前参院議員の長女。関係者によると、オール沖縄勢力や既存政党の枠組みからは離れた形での出馬を検討している。

 子ども支援の市民活動関係者らでつくる「那覇の未来に希望を語り実現する会」が2日、文書で出馬を要請し、組織体制づくりを進める。関係者によると5月ごろに正式に出馬を表明する。未希氏は1日、本紙の取材に対して「まだ出馬表明という段階ではない」と述べ、明言は避けた。

 要請書は、しんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄の秋吉晴子代表や、みらいファンド沖縄の小阪亘代表理事など約30人が個人として名を連ねる。

 未希氏は1972年生まれ、那覇市出身。早稲田大卒。沖縄電力に勤めながら、児童養護施設で育った若者の進学を支援する「にじのはしファンド」の代表などを務める。(伊佐尚記まとめ)