糸数未希氏の出馬浮上、城間市長の3選出馬に影響も オール沖縄票が割れる懸念 那覇市長選


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糸数 未希氏

 11月15日に任期満了を迎える那覇市長選挙に、糸数慶子前参院議員の長女で、子ども支援のNPO法人代表を務める糸数未希氏(49)の出馬が浮上し、選挙に向けた機運が一気に高まる見通しとなった。

 未希氏の擁立を目指す市民活動関係者は、市民協働のまちづくりに向けて、市政の「アップデート」が必要だとの考えを強調する。「オール沖縄との調整はしておらず、今後連携するのかも白紙」と述べるなど、現時点ではオール沖縄や城間幹子市長とは一定程度の距離をとっている。

 城間氏は3期目の出馬の意向を明らかにしていないが、未希氏や支援者らの動向が判断に影響を与える可能性もある。

 慶子氏は1日、取材に対して「オール沖縄は城間市長を応援している。現職の意向を尊重したい」と述べた。未希氏を支援するかについては「未定だ」とし、距離を置いている。

 与党市議の中には「オール沖縄と自公、未希氏の三つどもえになれば、オール沖縄に入っていた票が割れる」との懸念もある。未希氏の支援者には市民活動や地域の「顔役」が名前を連ねており、城間市長の対抗馬の擁立を模索する自公勢力を含め、与野党に波紋も広がっている。
 (伊佐尚記まとめ)


那覇市長選、糸数未希氏が出馬に意欲 NPO代表、既存政党とは距離

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