石垣市長選、ツイッター拡散 中山氏が砥板氏の2・3倍 利用者の大半は県外在住


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 【石垣】2月の石垣市長選で、ツイッター上のつぶやきがどの程度拡散(リツイート)されたかを本紙が調べたところ、当選した現職の中山義隆氏に関するものが7353回で、敗れた砥板芳行氏(3169回)の2・3倍多かった。投稿(ツイート)やリツイートをした利用者は大半が県外在住者で、県内は中山氏5・5%、砥板氏13・6%だった。

 ベンチャー企業のユーザーローカル(東京)の分析ツール「ソーシャルインサイト」を使い、選挙運動期間(2月20~26日)のつぶやきを全件取得した。「石垣市長選」を含むツイートは664件あり、これらが拡散された回数は計6819回。

 「中山義隆」か「中山よしたか」を含むツイートは362件で、拡散回数は計7353回と「石垣市長選」より多かった。「砥板芳行」か「トイタ芳行」を含むツイートは278件あったが、拡散は計3169回にとどまった。中山氏に関し最も拡散されたのは、自民党の杉田水脈衆院議員が支援を呼び掛けた2月26日のツイートで1987回。1千回以上拡散されたツイートはこれを含め4件あるが、砥板氏はゼロだった。

 一方、プロフィルから都道府県が判明した利用者のうち、沖縄県の割合は中山氏5・5%、砥板氏13・6%。いずれも県外からの投稿者が多数だが、県内の占める割合では砥板氏のほうが高かった。

(當山幸都)