出生率、沖縄47年連続で全国一 離婚率も18年連続1位、婚姻率は2位 2020年


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄県保健医療部は8日、2020年の県人口動態統計(確定数)を発表した。出生数は前年比41人増の1万4943人で、出生率(人口千人当たり)は10.3。前年に比べ0.1ポイント減少したものの、1974年以降47年連続で全国1位だった。女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」は1.83で、85年以降、36年連続で全国1位となった。

 婚姻件数は前年比651組減の7376組で、離婚件数は同207組減の3410組だった。婚姻率(人口千人当たり)は5.1で全国2位、離婚率は2.36で03年以降18年連続1位となっている。

 生まれた人の総数から亡くなった人の総数を引いた自然増減数は、2553人で前年比160人増加しており、自然増減率(同)は1.8で、全国のマイナス4.3と比べ6.1ポイント上回った。

 死亡者の数は1万2390人で前年と比べ119人減少した。死因別では、悪性新生物が最多の3274人で、続いて心疾患1669人、老衰1057人、脳血管疾患978人、肺炎460人だった。

 自殺者数は205人で前年比31人減。女性より男性の割合が高く、50~69歳までの男性の自殺者が35.6%になるという。
 (嘉陽拓也)