復帰50年式典開催に玉城沖縄知事「平和を愛する心、将来の可能性発信」


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玉城デニー知事

 【東京】沖縄の日本復帰50周年記念式典の国と県での共催が閣議了解されたことを受け、玉城デニー知事は8日、「これまでの歴史を振り返り、先人たちの労苦や知恵に学び、沖縄の発展のあゆみや平和を愛する沖縄の心、将来の可能性を発信する機会となるよう取り組む」とのコメントを発表した。記念貨幣の発行についても歓迎した。

 県として全庁的に取り組むため、玉城知事を本部長とする「沖縄復帰50周年記念式典推進本部」を8日付で設置した。

 玉城知事は上京先で記者団に「さまざまな取り組みを(政府と)連携して行っていきたい。アフターコロナに向けて沖縄のポテンシャルをしっかり回復させる形で実現できたらいい」と述べ、県が求める2023年のG7関係閣僚会合なども含めた復帰50年の関連事業に期待を寄せた。
 (安里洋輔)